抗糖化作用がある成分とは?

糖化とは老化に関係しているもので、メイラード反応とも言われています。食べ物に例えると焦げている状態であり、人間の体の中で糖化が起きてしまうと肌だけでなく、体の様々な部分に悪影響が出てきます。糖質が影響を及ぼしており、甘いものだけでなく、パンやスパゲッティ、ご飯といった主食としてよく食べるものにも多く含まれており、油断はできません。ですが、これらの食べ物はいつも体に悪影響を及ぼしているのではなく脳や体を動かす大切なエネルギー源でもあるので、糖を全くとらないわけには行きません。そのため糖を摂らないのではなく、糖化を防ぐことが大切になってきます。糖化を進めてしまう食べ物には、揚げ物や肉を焼いた後に出る動物性の油脂、フライドポテト、ジュースや炭酸飲料などがあり意外な部分ではタバコも糖化を進めてしまいます。さらに調理方法も関係していてオーブンで焼く、揚げる、いためるといった調理方法はあまりよくありません。できるだけ茹でる、煮る、蒸すといった調理方法が良いでしょう。なお、ビタミンなどの栄養が溶け出してしまう可能性もあるので、長い時間茹でるのは避けるようにします。
糖化が進んでしまうと肌が老化してしまうのはもちろんのことメタボリックシンドロームが進行してしまったり、心臓病や骨、目の病気になってしまったりする可能性が高くなります。これは血管が老化することが影響しており、血管がしなやかさを失い固くなってしまうと動脈硬化を引き起こしてしまうので、重篤な心臓病や脳梗塞に発展してしまうのです。また、目にはクリスタリンと呼ばれるもので水晶体ができていますが、このクリスタリンに紫外線が多くあたってしまうと白内障のリスクも高くなります。このほか、アルツハイマー病との関連性も指摘されています。アルツハイマー病は脳の影響から物忘れなどがひどくなることですが、脳の中のたんぱく質が糖化してしまうとβアミロイドと呼ばれるたんぱく質が増加してしまい、βアミロイドが脳の組織に沈着し老人班を作ってしまうので、神経細胞の働きを阻害し、病気を発症させるきっかけとなっています。骨に関しては、骨にはコラーゲンがたくさんあり、このコラーゲンが糖化してしまうと骨がもろく弱くなってしまい骨粗しょう症になる危険性が増してしまいます。
抗糖化作用がある食べ物や成分には、野菜やお刺身、ローマンカモミールといったハーブ、柿の葉茶、ドクダミ茶などがあります。野菜にはビタミンCやEといった肌に良い成分やビタミンB群が多く含まれており、ゴボウや海藻といった食物繊維の豊富なものは、糖の吸収を抑える働きがあります。ブロッコリーや芽キャベツなどの緑黄色野菜は糖の代謝を促すαリポ酸が含まれているので茹でて食べると良いでしょう。このほか、具体的に抗糖化作用がある成分には、トウモロコシの髭やヨモギ、山葡萄やオリーブの葉、ドクダミや柿の葉、黒豆の皮やクエン酸といったものがあります。桜の花やバラのエキスにも抗糖化作用があり、体に良い影響を与えてくれます。ローマンカモミールにはポリフェノールの一つであるカマメロサイトと呼ばれる成分が含まれており、このカマメロサイトは糖化の原因となるAGESの増加を阻害してくれるのでハーブティとして飲むと長く続けることができ、肌や健康にも良くなります。
糖化を防ぐには食べ方も大切になってきます。まず朝に比重を置いて食べるようにしましょう。朝食べると同じものを食べていても約20%ほどカロリーが体の中に吸収されにくくし、血糖値の上がり方も穏やかになります。そして夜9時以降は食べないようにすることも大事です。これは糖化を防ぐだけでなく、ダイエットにおいても大切ですし、胃を休める上でも必要なことです。お付き合いなどで夜遅くまで飲むこともあまり良くないのですが、仕事であれば断ることも難しくなるので、そのような時はハーブティーを注文する、ブロッコリーなど野菜が含まれているものを食べるといったことを意識しましょう。アルコールを飲むと脂っこいものやご飯ものが食べたくなるので、ほどほどにやめておくことも大切になってきます。
抗糖化作用のある成分を意識してとることにより、少しずつ体の中のさびも減少していきます。ゆっくりよく噛んで食べるなどの食べ方と食べ物に注意し、食事を抜くことはやめるようにしてください。食事を抜いてしまうと体は飢餓状態になってしまい次に食べたときに急激に血糖値が上がってしまう可能性があります。1食抜くよりも朝を重点にゆっくりと食べ、夜は控えめにするという習慣を身に付けると良いでしょう。さらに効果を上げるには、食後に30分ほど有酸素運動のような軽い運動を取り入れるようにします。運動をする際にはしっかりと紫外線対策を行うようにしてください。過度に紫外線を浴びてしまうと体の糖化が進んでしまうので注意が必要です。