肌のくすみ本当の理由は糖化かも!

肌がくすんでくると、紫外線に気を付けようとする人が多くいます。たしかに紫外線も原因であることは間違いありませんが、日光を警戒するだけでは不十分です。本当の理由が他にあるのなら、それを明らかにしたうえで対策をしなければなりません。そこで重要になるのは糖化に関する知識を身に付けておくことです。実はくすみを引き起こす原因になっていることが多々あるからです。
体内で過剰になった糖が肌の老化を引き起こしてしまい、その現象がくすみにつながることがあります。酸化と似ていると感じるかもしれませんが、両者には明確な違いがあります。酸化はストレスなどの影響によって活性酸素が増えたことによって起こるものです。金属の酸化と同様に、肌がさびてしまうことをイメージすると良いでしょう。さびることで肌の老化が進行していきます。一方で糖化に関しては、肌がさびるのではなく、焦げてしまうイメージを持つと良いです。コラーゲンは肌にとって重要な成分であることは言うまでもないでしょう。弾力や張りを生み出すために欠かせないものです。しかし、大事なコラーゲンにもこの現象が生じてしまう場合があります。コラーゲンは本来は透明であるのが一般的ですが、茶系の色に変わってしまうことがあり、結果的に肌をくすませてしまうのです。
上記がおおまかなメカニズムですが、そう言われても具体的にはよく分からない人も多いかもしれません。その場合は料理に置き換えて考えると理解しやすいです。たとえば小麦粉を使ったクッキーをイメージしてみてください。ミルクや砂糖などいろいろな材料を混ぜた後にしっかり焼いて作ります。初めて作ったときは焼き時間を見誤って、うっかりこがしてしまった経験がある人もいるでしょう。少量であれば美味しく見えることもありますが、どちらにせよ焦げてしまうことには糖化が関係しています。上記の食材にはタンパク質や糖質が含まれており、それらに熱が加えられることによって焦げて変色していくということです。同じ現象が体の内部でも生じていると考えてください。体内のタンパク質はエネルギーとして活用しきれなかった糖と結合して茶系に変わっていきます。前述のコラーゲンもタンパク質の一種であるため、その現象を加速させる要因となりかねません。
いろいろなスキンケアを試しても、くすみの進行が止まらないのであれば、肌の内部に原因があることも疑いましょう。すなわち糖化を止めることを考えることを検討したほうが良いということです。その方法が分からないという人は、前述のクッキーの例をもう一度イメージすることが大事です。そのうえで毎日の食事のメニューを見直すだけでも改善につながる可能性があります。勘違いしやすいのですが、この現象は急に起こるわけではありません。毎日の食生活の積み重ねの結果であるケースがほとんどです。つまり、食事をしないと生きていない立場である限り、多かれ少なかれ誰にでも起こっています。そう言われると、諦めるしかないと考えてしまいがちですが、進行を遅らせられる望みはあります。完全には止められなくても、くすみを生じにくくするために食事のメニューを工夫してみましょう。
まず念頭に置いておく必要があるのは、糖質とタンパク質がキーポイントであることです。糖質と言われるとクッキーやケーキのようなスイーツに含まれていると考える人が多いです。もちろんそれも事実ですが、他にもいろいろな食品に含まれています。たとえば主食として食べられている米やパンなどにも入っているのです。少量のものも含めれば、たいていの食品に含まれていると言っても過言ではありません。
そのため食材を選ぶときは、糖質の含有量を気にする必要がありますが、まったく摂取しないというのは現実的ではありありません。したがって食べ方を工夫することも有効な手段となります。食べる順番に気を使うことから始めましょう。米やパンのような主食から食べるのではなく、きのこや野菜などから口に運びます。魚介類や肉類も先に摂取するのが望ましいです。よく分からないときは、懐石料理に手を付ける順序をイメージしてみてください。またイメージするのは、フレンチなどのコース料理でも構いません。メインディッシュの前にサラダが出てくるのが一般的です。パスタなどの主食を食べる順番はラストであることが多いでしょう。どちらも糖化を防ぐという視点で見れば、合理的な順番であると考えられます。
さらに、食べるペースを調整することも重要なポイントになります。咀嚼の回数を増やすことを意識してスローペースで食べてください。そうすると血糖値の上がり具合が抑制されて、糖化を防ぐことにもなるのです。また一気に食べると、満腹感を得られるまで時間がかかるので食べ過ぎてしまう原因にもなります。そうなると必然的に糖質も増えてしまうので、くすみを増やしたくないなら注意しましょう。