糖化対策には運動が効果的

糖化は老化の原因となる現象の1つであり、酸化とはまた違ったものです。しかしその認知度はあまり高くなく、具体的に対策している人も多くはありません。とはいえ誰にでも例外なく起こることですので、早めに知っておいて損はないでしょう。
そんな厄介な糖化の対策として有効なのが、他でもない運動です。特に有酸素運動は効果的で、正しい食生活とセットにすることで更に効果が高まります。これらは継続していくと基礎代謝も良くなり、太りにくい身体を作るのにも役立つでしょう。既に年を重ねていても遅くはないため、今日からでも取り組むことをおすすめします。
具体的には、まずウォーキングやジョギングから始めてください。これは特に何も道具を用意する必要がないですし、特別な知識も要らないからです。更に身体への負担が少なく、体脂肪を燃やしやすいのも特徴になります。
ウォーキングでは足を大きく上げ、なるべく手も振りながら歩くのが理想です。だらだらと歩くのではなく、しっかり行進するように歩きましょう。ジョギングでは、無理にスピードを上げることはありません。ゆっくり摺り足のような走り方でも構いませんから、毎日しっかり続けることを念頭に置いた走り方をすべきです。
また天候が悪く外出が厳しい日には、屋内で同じことをします。例えばその場で足踏みをしたり、階段を使って上り下りを繰り返したり、それらでも同様の効果が見込めます。逆にテレビなどを見ながらの方がいいという人は、常に屋内で行っても構いません。ドラマ1話分歩こうだとか、映画1本分歩こうと目標を立てれば、時間を有効活用しながら身体が動かせます。
時間の目安については、最低でも20分以上の継続が望ましいです。実は身体を動かし始めてから20分間は、血中の脂肪を燃焼させてエネルギーに変換します。しかし血中の脂肪を燃やすだけでは糖化対策として心許なく、内臓脂肪や皮下脂肪も併せて燃やさなければならないのです。そうなるために必要なのが20分という時間ですので、最初は30分から40分間を1つの目安としてください。
他には、水泳やエアロビクスも効果があります。中でも水泳は足腰が弱い人にも取り組みやすく、夏の暑い季節になればウォーキングなどよりもやりやすいかもしれません。冬場も温水プールの施設が近くにあれば、継続することができます。
泳ぎ方は平泳ぎかクロールにして、50mを5分ほど掛けて泳ぐイメージを持ちましょう。動きの激しいバタフライは、あまり向きません。ゆっくりと息継ぎをすることも大切ですから、呼吸を乱さない泳ぎ方を心掛けてください。泳げない人は、水中ウォーキングでも大丈夫です。
以上のことから、これらはダイエットと同じと捉える人もいるでしょうが、その考え方はある意味正しく間違ってもいます。勘違いしてはいけないのは、仮に摂取カロリーを減らしても糖化対策にはならないということです。もちろん暴飲暴食はご法度なものの、1日に必要なカロリーを適切に摂取することは必要不可欠になります。夕食を抜いたり炭水化物を減らしたりしたから運動はしなくていいということではなく、正しい食事と運動を併用して初めてちゃんとした対策になるのです。
そして運動のタイミングについては、できるだけ食後1時間くらい経った頃に取り組んでください。これは内臓に負担を掛けず、且つ血液中の糖を消費できる絶妙なタイミングです。
もともと人は何かを食べると血糖値が上がりますが、この血液中の糖は放置するとタンパク質と融合します。この融合が糖化と呼ばれるのであって、つまりは血液に糖を残さないことこそ最も対策としては理に適っているのです。食後1時間ほどで身体を動かせば、上手に糖を消費してタンパク質との融合を未然に防げるでしょう。時間がなければ夕食の後だけでも構いませんから、1日1回は糖の消費を行ってください。
大切なことは、何もしない日は作らないことです。最初は苦しくても習慣化してしまえば徐々に慣れていきますし、何より健康の維持にも役立ちます。普段から身体を動かす習慣がある人も、激しい無酸素運動しかしていないようなら一考の価値があります。仮にウォーキングとスクワットで比べると、それぞれに恩恵は全く違うのです。老化をしないための身体の動かし方とは何なのか、今一度確認しておきましょう。
糖化は肌のシワや記憶力の低下など、様々なところから現れるものです。肌が衰えたなら化粧品でと、そう考える人もいるのですが、身体の内側から若返ることも忘れないでください。
確かに身体を動かすことで肌にハリが出るというのは、決して簡単には信じられることではないかもしれません。加えて物覚えが良くなるというのも、同じように浮かびにくいことでしょう。だからこそこれを機に、積極的に対策すべきです。余分な糖が体内で余っているというのは、それだけで老化の原因になります。毎日しっかりと身体を動かし、糖を消費する生活を送ってください。