マンゴスチンは優秀なフルーツ!

果物の女王と呼ばれているフルーツは何かと尋ねられて、すぐに答えられる人は決して多くないでしょう。
それもそのはずで、その答えはマンゴスチンという、日本人にはそれほど馴染みがないフルーツなのです。
それは果物の女王と呼ばれているだけではなく、世界三大美果実の一つに数えられるほど、世界的には名の知れた存在のフルーツです。

そんなマンゴスチンについて調べてみました。

世界三大美果実であるマンゴスチン

世界三大美果実といわれているマンゴスチンですが、残りの二つの内の一つはチェリモヤという、これもまた日本ではまだよく知られていないフルーツで、最後の一つはマンゴー、もしくはパイナップルとなっています。

名前からすると、マンゴーの仲間なのかと思う人もいるでしょうが、全く関係はありません。
そういったように、マンゴスチンは日本人の間ではまだ知名度が高くないのですが、実はとても優秀なフルーツなので、知っておいて損はないものだと言えるでしょう。

マンゴスチンの見た目の特徴は、赤みを帯びた外側の皮と、それを剥くと中から現れる白くてきれいな果肉です。
フルーツとして食べられるのは、当然その中身の果肉の方で、新鮮な状態では柔らかい独特の食感を楽しむことが出来ますが、劣化するとその食感は大きく損なわれてしまいます。

その味わいは、深みのある甘さと酸味のバランスが絶妙で、果物の女王という異名にふさわしい美味しさだと高く評価されています。
また、食べ終わった後の口の中に残る香りの良さにも素晴らしいものがあります。

その果肉はみかんと同じようにいくつかの房に分かれており、それぞれの中に種が入っています。
それらの種の中では、基本的に一つだけが発芽能力を持っており、またサイズも他のものと比べて大きいのが特徴です。

また、その皮にはかなりの厚みがあって、採取したばかりの状態ではまだ柔らかくて弾力があるのですが、時間が経つにつれて乾燥して行くと硬くなります。
したがって、新鮮なものかを見分けるためには、その皮の硬さに着目すると良いでしょう。

日本では馴染みが無いのはなぜ?

このマンゴスチンは東南アジアが原産のフクギ属の常緑高木から取れます。
現在では原産地の東南アジア以外に、南アジアや中南米の一部でも栽培されていますが、輸出国として特に有名なのはタイです。

そのように暑い地域で育つ植物なので、日本でも色々な種類の熱帯果実を作っている沖縄でなら栽培出来るのではないかと思う人もいるかも知れませんか、今のところはまだ可能になっていないため、輸入したものを手に入れるしか方法がありません。

日本への輸入については、かつては冷凍したものでなければ認められていませんでしたが、2003年からは生の状態での輸入も認められるようになっています。
しかし、残念なことに採取してから劣化するまでの期間が短いため、まだ大量に輸入するまでには至っていません。
さらに、希少価値の高さから価格がどうしても高くなってしまうので、口にするためのハードルの高いフルーツとなっています。

ただ、もしも将来的に日本国内での栽培が可能になったり、劣化させずに大量に輸入する技術が開発されたりすれば、もっと多くの人の口に入りやすくなるでしょうし、その美味しさによって人気や知名度が今よりも高くなると考えられます。

味だけでない優秀な理由

このマンゴスチンが優秀なフルーツだと言われているのは、その味の良さだけによるものではありません。
それに含まれる栄養素に、健康に対する高い効果が期待出来るという点こそが、その特に大きな理由だと言えるのです。

まずは果肉に含まれる栄養素について見てみると、いくつもの種類のビタミン類を始めとして、マンガン・鉄分・カルシウム・カリウム・マグネシウムなどがあります。

ビタミンB1

それらの中でも特に多く含まれているものの一つがビタミンB1です。
ビタミンB1にはぶどう糖をエネルギーに変換するのを助ける働きがあるので、疲労回復に効果を発揮するとされています。
また、脳や神経機能を維持するという働きもあり、それによってイライラを抑えて精神を安定させることが出来るとも言われています。

マンガン

マンガンも豊富に含まれている栄養素の一つです。
それには骨の形成を助けて丈夫な体を作るために役立ったり、糖質や脂質の代謝を促進する酵素を活性化したりするなど、人間の体にとって大事な働きを持っているとされています。

 

それら二つほどは多く含まれてはいないのですが、新陳代謝を促進する働きがあるビタミンB2・抗酸化作用を持つビタミンCとビタミンE・骨や歯の形成に関与しているカルシウムなど、健康を維持するためには出来るだけ取っておきたいとされている栄養素が何種類も含まれています。

ポリフェノール

さらに、特に近年このフルーツが注目を受けるようになった、大きなきっかけと言える栄養素もあります。

それは果肉ではなく皮に多く含まれている、ポリフェノールの一種であるキサントンです。
そのキサントンは非常に高い抗酸化作用を持つと言われており、ガンや動脈硬化といった恐ろしい病気を予防したり、話題となっている抗糖化作用もあるとされており、アンチエイジング効果を発揮したりと、多くの人に役立つ可能性を持っています。

一度は食べたいマンゴスチン

マンゴスチンについて簡単にご説明させて頂きました。
ビタミンやミネラルが含まれていますが、ガンの抑制やアンチエイジング効果のある抗酸化や抗糖化作用があるため注目のフルーツとなってます。
日本ではまだまだ見かけることも少ないため、入手するのも難しいフルーツではありますが、一度は食べてみたいフルーツです。

美味しいだけではなく、様々な効果がありますので機会があれば是非食べてみてくださいね。